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龍の戦士 第21話 Day9 脱出12

大きな炎を上げて燃える八重崎家であったが、消防署と地元消防団の力で、火は消えようとしていた。
幸い八重崎家は他の民家と離れていた為、燃え移る被害も無かった。

そこへ、亜衣子の祖父である澤邑義史が病院からやっと駆けつけたのだった。

「亜衣子!亜衣子は大丈夫ですか?」

少し取り乱した表情で、消防隊員に話しかける義史であったが、消防団員や駆けつけた地元の人に亜衣子を見かけた話を聞いて安どの表情を見せた。

「何処へいたんだろうね亜衣子ちゃん・・・もしかしたら入れ違いになったのかもね」

近所の人が義史に話しかける。

「家の周りにはいない様じゃ、もしかしたら友達の家に逃げたかもしれんし・・・もう少し捜してみますわ」

少し、笑顔を見せて頭を下げる義史。
近所の人は心配そうな表情を見せながら無理に表情を作っていた。

「それにしても何があったんじゃ・・・」

再び亜衣子を捜し始める義史であったが、少し離れた場所でショックなものを見る事になる・・・
それは、息絶えた愛犬ベンの姿であった。

「おおおっベン!どうしたんじゃ!!」

義史はベンを抱かかえたが、息がない事に直ぐ気が付く。
そして横っ腹に大きな傷跡にも・・・それは普通の傷ではない。
ベンが息絶えたのもその傷が致命傷である事は明白であった。

『まさか・・・・・』

愛犬ベンの亡骸に涙し、この惨劇に後悔の念を抱く。
そんな義史に声を掛ける男がいた。

「澤邑・・・」

その声を聞いた義史は直ぐその男のいる方向に振り向く。
そこには白髪で厚いコートを着た年配の男が立っていた。

「瀬村・・・」

「久しぶりだな・・・澤邑」

義史は瀬村を直視したまま動く事ができないのであった・・・




場所は変わって、本州と咲神島を結ぶ咲神大橋・・・

その橋を、1台のローバーミニが猛スピードで走り抜ける。
運転をしているのは特殊公安の蓮村浩二。
そして、後部座席には亜衣子とグレン・・・

亜衣子はグレンを抱きながらうつむいている。
グレンは疲れたのか深い眠りに落ちていた。
蓮村は何も言わず車を走らせる・・・その行き先は咲神島から遠く離れた場所・・・

ローバーミニを背に、咲神島は1本の黒い煙の柱を見せるだけなのであった。
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コメント

No title

うえ~~んv-406
ベンがぁ~~
虹の橋を渡ってしまったのね。
哀しいなぁ~~

島からとうとう離れたね。
この先、どうなるんだろ。

Re: No title

ぴゆう!こんばんは

ベンは天国へ行ってしまいました~
ココ色々迷ったんだけど・・・

ベンはその死を持って、祖父義史に起こった事件を知らせました。
何かを知っている祖父
そして、唐突に現れた古い知り合いの瀬村
次の会話シーンにチョッと注目です

そして、亜衣子たちは遂に咲神島から離れましたね。
これから展開が変わってきます。
色々楽しみにしてくださいな
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